work > 語りCD『山木守』
音楽CDならぬ「語りCD」があっても面白いかなと思い…
雨の午後、一人の夜、お子さんと一緒に、おやすみの枕で、
ほんの微かでも「それ」と会える瞬間が訪れることを願って綴ったぜんぶで十のおはなし。
周りにかまびすしい音から離れ、どうぞ静かに耳を浸してみてください。
1. しゅる しゅる しゅる 「聴こえるはずのないその音に誘われるように向いていく。曇り空に立つ木の、はりめぐらされた枝の緑に、そばだつのを感じたのだ…」 語り:物語屋 |
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2. 山木守のはなし 「あの子が、わたしには見えんもの見たって、聞こえんもの聞いたって、しょっちゅうどこやら飛び歩くようになりだしたんはそれからですわ…」 語り:物語屋 |
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3. 誰もいない公園 「物語屋」を名乗るようになってそれほど経っていない頃、日々のごく周りから「ものがたり」を見つける訓練をしながらできたおはなしの一つ。 語り:物語屋 |
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4. 土に、届く 「隣に立っている木の、ずいぶんとおじいさんの枝がちょうどぼくのすぐ脇に伸びていて、おじいさんはぼくに、いろいろな話を聞かせてくれました…」 語り:物語屋 |
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5. 快適な空の旅 「人しかいない、人がつくったものしかない空間から、人、以外の世界への、この、嫉妬にも似た、憧れ…」 語り:物語屋 |
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6. 振り返る曲がり角 とあるお母さんからお聞きしたお子さまのエピソードをもとに、おはなしにさせていただきました。 語り:物語屋 |
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7. スマホピエンス 荒木飛呂彦氏は正体を虫だとしていたが、 あの姿に違和感を覚えてしまう人間は結局ああなれない、別種の生き物、それが「スマホピエンス」。 語り:物語屋 |
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8. 川の中の鞠遊び 家の近くを流れている小さな川に、昔、河童がいたそうだ。それを受けるような気持ちでごくごく自然にできていった、「川に伝わる話」。 語り:物語屋 |
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9. Stop the World 「ぼくはやっぱり、何かを感じたからだって思うんだけど」 「感じるっていうのはちょっと抽象的すぎる、それよりも、そうだな、止まったんだよ…」 語り:物語屋 |
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10. 縄文の神 「神宿る山、その山にいつから神が住まうか誰も知らない。のちの代の人たちは、その神をオオモノヌシと呼んだ…」 語り:物語屋 |