物語屋 中川 哲雄

2006年、ヒマラヤ山麓西のはずれからインド北部を旅して回る中、かの地の自然や風習や人びとのなかに浸りながら、「余計なものをできるかぎり削ぎ落としたprimitiveな状態で何かできないか」という思いが芽生える。それが、「声と言葉」だった。帰国後、故櫻井美紀氏(語り手たちの会初代理事長)との邂逅をきっかけに、「声と言葉」を使う「口語り」の口承芸能に目覚め、児童施設、高齢者施設、障害者施設など、さまざまな場と機会を求めて「語り」修行をはじめたのが2007年秋の終わり。
その後、試行錯誤を繰り返しながらもとにかく願いつづけてきた、

「声と言葉でどこまで想像力を広げられるか?」

「口語り」の“ものがたり”の編集、再話、制作、口演、そして声と言葉のデッサン…物語屋の取り組みは、この「声と言葉と想像力」の探究が源泉になっています。

「声と言葉と想像力」について

2007年  学校・施設等でボランティア語りスタート
2010年  杉並区総合文化祭出演
2011年  物語屋開業
2012年  文化庁芸術祭参加公演"芸術の語り"出演
2014年~  舞台朗読の第一人者幸田弘子氏の舞台に出演
2016年春  「物語屋のものがたりを気軽に体験できる場所」として“仕立てとおはなし処Dozo”をオープン
2017年〜  「Dozo寄席」スタート、以来大晦日の落語『芝浜』を毎年末開催
2018年  1年かけて『七十二候ものがたり』を語りきる
 短編映画『お母さんに返しといて』脚本・監督
2019年  語りCD『山木守』制作
2020年  『小泉八雲』語り 録音
 アニメージュコミックス『風の谷のナウシカ』語り スタート
2021年  「声と言葉のデッサン」 スタート